アイ工務店とタマホームを徹底比較|坪単価・性能・保証でどっちが自分に合うか丸わかり

アイ工務店とタマホームを徹底比較し、坪単価や性能、保証、デザイン自由度まで“自分に合う一社”を選びやすくなる情報を5000文字超でまとめます。

数字だけでなく、見積りの前提条件をそろえたときに起きる総額の差、暮らし始めてから感じやすい体感の違い、打ち合わせやアフターの温度感まで、判断材料を網羅します。

結論を先に言えば、初期費用の抑制と“定番の納まり”を軸に堅実に進めたい人はタマホームが候補に上がりやすく、高断熱高気密と窓・換気の厚み、立体的な間取りの自由度まで重視する人はアイ工務店が刺さりやすいという構図です。

注文住宅、決める前にこれだけは確認

ローン返済の安全ラインを決めて、太陽光・蓄電池は同条件で比較する。これだけで「この見積もりで正解?」が消えます。最短3ステップをこの記事でまとめました。

全体像を先に整理する|8項目の比較で“どっち向きか”を掴む

最初に全体像を俯瞰し、どの項目で差が出やすいかを把握してから細部へ降りていきます。

ここでのポイントは、坪単価は“本体”の指標に過ぎず、家一式の総額は付帯工事・諸費用・外構・照明カーテン・太陽光等でいくらでも動くという現実を忘れないことです。

同じ35坪でも、窓仕様や吹抜の有無で200〜400万円単位の差が出ます。

早見表で要点を把握

まずは8項目の傾向を、比較しやすい言葉で並べます。

比較軸アイ工務店タマホーム着眼点
坪単価(本体)55〜70万円前後45〜60万円台家一式で同条件比較が必須
断熱・気密N-ees等で厚めに組みやすい必要十分の構成で選びやすいUA/Cの提示と測定運用
窓・換気樹脂+トリプルや一種換気が強み標準控えめ、必要所で加算方位別ガラスと風量バランス
構造/耐震在来+制震等の選択幅在来中心で定番を確保地盤とプランの相性
保証/点検長期保証と無償点検の段階運用長期保証あり、実務はシンプル有償化条件と記録類
デザイン/自由度造作・立体間取りの提案幅定番プランの安定と価格納まり力とコストの釣合い
標準仕様の厚み外皮・窓・換気が厚め必要十分で選びやすい後から替えにくい所優先
打合せ/体験IC同席で細部まで詰めやすい回数/時間を効率化しやすい家族の負担とのバランス

“どちらが上か”ではなく、“自分の優先順位に合うか”で選ぶのが失敗しない基準です。

比較をブレさせない準備

見積りの土俵をそろえれば、判断は一気にラクになります。

  • 延床/施工面積の定義を共有します。
  • 窓の枠材とガラス種、サイズと方位の考え方を固定します。
  • 断熱等級と全棟気密測定の有無を事前確認します。
  • 換気方式(第一種/第三種)とダクト点検性を指定します。
  • 外構一次工事と照明・カーテンの計上位置を明文化します。
  • 太陽光/蓄電池/EV配線の有無を同条件に揃えます。

“家一式”で同条件比較を徹底すると、坪単価の数字に振り回されなくなります。

坪単価と総額の現実|数字の読み方で差が出る

坪単価は“本体工事の目安”に過ぎず、総額は付帯・諸費用・外構・照明カーテン・オプションで決まります。

ここでは、35坪を例にして“家一式”で並べたときの考え方を整理します。

家一式のモデル比較

前提をそろえた上での比較イメージです。

科目アイ工務店(例)タマホーム(例)差分着眼点
本体工事¥19,500,000¥17,800,000窓/断熱/換気の厚み
付帯工事¥2,400,000¥2,400,000上下水距離等で共通化
諸費用¥2,000,000¥2,000,000ローン/登記/保険等
外構一次¥1,800,000¥1,800,000土間・門柱・境界
照明/カーテン¥700,000¥700,000計上位置を固定
家一式小計¥26,400,000¥24,700,000差額は仕様配分の違い

“差が出る所に投資するのか、後で足すのか”を事前に決めると納得の着地に近づきます。

見積もりで見るべき箇条書き

比較の迷いを減らすチェックポイントです。

  • 窓枚数とサイズ、方位別ガラス種が図面と一致しているかを見ます。
  • 断熱の厚みと種類、屋根・床・壁の“連続性”を確認します。
  • 気密測定の実施時期、是正フロー、結果票の交付有無を聞きます。
  • 換気の風量測定とバランス調整の記録が引渡し時に渡るかを押さえます。
  • 値引きや特典は“総額の最終行が下がる構成”かどうかを確認します。

総額の最終行を見るクセをつけると、“見せ方の数字”に惑わされません。

性能の見極め|断熱・気密・窓・換気を暮らしの体感で比べる

冬の底冷え、夏の熱こもり、結露、光熱費は外皮と換気で大きく変わります。

ここは“後から替えにくい”ため、最初に合格ラインを定めるのが正解です。

性能比較の骨子

三つの指標で提案の厚みを見抜きます。

指標アイ工務店の傾向タマホームの傾向生活への影響
UA値低UAを提示しやすい地域/商品で可変冬/夏の外皮損失に直結
C値全棟測定を運用しやすい測定/運用は要確認換気効率と温湿度安定
窓/換気樹脂+トリプルや一種換気標準控えめ、必要所で加算結露/コールドドラフト/空気感

“数字+運用(測って直す)”のセットが体感を安定させます。

体感をよくする設計要点

同じ性能値でも設計次第で体感は変わります。

  • 南は取得+庇、東西は遮蔽、北は断熱重視という方位戦略を徹底します。
  • 吹抜や中二階は気流設計とサーキュレーター前提で組みます。
  • 窓の開閉種類は気密・操作性・清掃動線で選びます。
  • 換気は点検口とダクト曲がり数、フィルタの出し入れ動線まで図面で決めます。

“暮らしの手が届く設計”が、数字以上の快適さにつながります。

保証・点検の読み方|年数より“条件と記録”

保証の“◯年”だけを見ても実態はつかめません。

無償点検から有償メンテへ移る条件、構造・雨漏り・設備の線引き、駆け付け体制、記録類の交付がカギです。

確認したい表

商談席でこの表の空欄を埋められるか確認します。

項目確認ポイント自宅メモ
構造/雨漏り保証年数・条件・有償化基準
無償点検頻度・項目・報告書の交付
気密/換気記録測定票・風量調整票の交付
駆け付け受付時間・費用・対象地域

“紙に残る”ことは将来の安心そのものです。

落とし穴を避ける箇条書き

保証で揉めやすい点を先回りで潰します。

  • 点検推奨工事をしないと保証が縮むケースの有無を確認します。
  • 第三者検査の導入可否を聞き、記録の保管方法を決めます。
  • 設備保証はメーカー保証+延長の組み合わせを比較します。

条件が見えるだけで、長期の不安は小さくなります。

デザイン・間取り・自由度|“効く要素”をどこまで入れるか

造作・スキップフロア・吹抜・大開口・中庭は満足度を押し上げる一方、金額も確実に上がります。

“毎日効く要素”から優先して投資し、後回しにできる意匠は段階施工にするのが賢い配分です。

提案力の見どころ表

各社の“得意”が光りやすい領域を見ます。

領域アイ工務店の強みタマホームの強み費用インパクト
立体間取り中二階/小屋裏/吹抜の設計幅定番プランの整え方中〜大
造作洗面/カップボード/下地先行既製の取り合わせ小〜中
外観窓割/外壁/庇の統合提案シンプルにまとめる小〜中

“気持ちが上がる場所”を一つ選んで厚くし、他は標準を磨く戦略が総額を整えます。

後悔を減らす箇条書き

自由度を上げても暮らしやすくするコツです。

  • 家具家電の実寸を前提に図面へ落とし、通路幅を確保します。
  • 窓の高さ・方位・外部遮蔽をセットで設計します。
  • 配線は空配管を多めに入れ、将来変更の余白を残します。
  • 外構は“一次(安全・雨仕舞)”と“二次(意匠)”を分けます。

“やらないことリスト”を先に作ると、仕様の暴走を防げます。

標準仕様とオプションの配分|費用対効果の順番を決める

標準が厚くても、あなたの暮らしに合っていなければ意味がありません。

後から替えにくい外皮・窓・換気・配線を優先し、インテリアは段階施工で“後から足す”を前提にします。

配分テンプレ表

費用対効果の高い順に並べます。

優先度投資先理由後回し可否
1窓/断熱/気密毎日効く/後手当高額不可
2換気/遮蔽空気感/冷房負荷に直結不可
3配線/空配管将来拡張の保険
4床/建具(1階)印象/耐久の要可(限定)
5造作/照明演出満足度の伸びしろ

“今しかできないこと”を最優先にすると、総額の満足度が安定します。

ミスを防ぐチェックリスト

打合せに持参するだけで効果的です。

  • 世界観写真3枚(床・建具・壁)。
  • 家具家電の実寸と設置イメージ。
  • 日射と視線の悩みメモ(遮蔽の要否)。
  • 配線希望(回路/LAN/USB/EV)。
  • “やらないことリスト”。

情報を先出しするほど、提案の精度は上がります。

打合せ・アフターの体験値|疲れない段取りが満足度を決める

回数が多ければ良いわけでも、短ければ良いわけでもありません。

“家族が疲れずに決め切れる段取り”を組めるかが、どの会社にも共通する勝ち筋です。

体験の違いを言語化

両社で感じやすい体験の違いをまとめます。

領域アイ工務店タマホームメモ
打合せ密度IC同席で細部まで詰めやすい効率重視で進行が速い家族の負担に直結
記録/可視化仕様書/図面を厚めに残す傾向簡潔に要点を残す傾向後工程の齟齬防止
アフター段階点検の運用が明快シンプルに窓口集約連絡フローの明文化

自分たちの性格と生活テンポに合う“段取り”を選ぶのが正解です。

当日の生産性を上げる持ち物

一回の打合せの成果を最大化します。

  • 変更履歴一覧(誰がいつ何を変えたか)。
  • 差額メモ(上げたら下げるの相殺案)。
  • 時間配分表(午前:外皮/窓、午後:内装/照明)。

“議題の先出し”だけで、意思決定速度は跳ね上がります。

ケース別のおすすめ判定|自分の優先順位で一発判断

典型的な優先順位ごとに、どちらへ寄せると失敗しにくいかを簡潔に示します。

向きやすさ早見表

あくまで傾向です。

重視ポイント向きやすい会社理由
初期費を抑えたいタマホーム本体坪単価を絞りやすい
断熱/気密を厚くアイ工務店外皮×窓×換気の厚み
立体間取り/造作アイ工務店納まりと自由度の幅
“定番×コスパ”で堅実タマホーム標準の取り合わせが得意
太陽光/設備同時最適両社可設計側の統合力次第

迷ったら“外皮と換気の合格ラインを先に紙で固定”し、そこから価格と自由度の釣合いで詰めると着地が早いです。

即決のための箇条書き

最終判断前に必ず読み合わせてください。

  • 家一式で同条件比較ができているかを確認します。
  • 外皮・窓・換気・配線の“今しかできないこと”に合格サインを出します。
  • 段階施工で後回しにする項目を家族合意します。
  • 保証条件と記録類の交付を契約書に明記します。

“数字が語る結論”に着地させるのがプロの進め方です。

まとめ|選び方の三か条で迷いを断ち切る

① 家一式の総額で比べること。

本体+付帯+諸費用+外構+照明カーテン+(必要に応じ太陽光)まで同条件で並べれば、坪単価の数字遊びから解放されます。

② 外皮と換気を先に決めること。

窓・断熱・気密・換気・遮蔽の合格ラインを紙に書き、その後に内装・造作・演出へ展開すれば、体感と光熱費の土台が安定します。

③ 暮らしの頻度で配分すること。

毎日効く場所に投資し、後から替えやすい所は標準で抑え、段階施工を前提にすれば、総額の満足度が長持ちします。

価格最優先で“定番×コスパ”を極めるならタマホーム、性能と自由度のバランスで“暮らし心地の底上げ”を狙うならアイ工務店というのが、大枠の目安です。

あとは、あなたの家計と暮らしに照らして、表とチェックリストを片手に同条件見積を作り、数字と図面で納得の一択に仕上げてください。