一条工務店のグラビオエッジとエコカラットを徹底比較|見た目とコスパで後悔しない選び方

一条工務店のグラビオエッジとエコカラットを「見た目」と「コスト」に絞って徹底比較します。

質感や陰影の出方、色柄の傾向といった“映え”の違いをまず押さえたうえで、材料費と施工費の目安を間取り別に整理します。

リビング・玄関・トイレなどよく貼る場所の実例イメージに近づける貼り方のコツや、見積もりで差が出やすいポイントも具体的に解説します。

一条工務店のグラビオエッジとエコカラットを見た目とコストで比べる

最初に、二つの壁材を“パッと見の印象”と“お金のかかり方”の軸で横並びに整理します。

グラビオエッジは立体的な段差や彫りで照明の陰影を強く出しやすい一方、エコカラットはタイルらしい目地と繊細なテクスチャで上質感を演出できます。

コストは材料単価に加え、施工の手間と端材ロスで差が出ます。

見た目の方向性をつかむ

グラビオエッジは大建工業の化粧不燃壁材で、薄いパネルを市松やボーダー状に重ねたような凹凸が特徴です。

面ごとに陰影のグラデーションが出やすく、ダウンライトや間接照明と組み合わせるとホテルライクな“シャープさ”が強調されます。

一方のエコカラットはLIXILの内装タイルで、石・コンクリート・木目など多彩な質感を微妙な色幅で再現します。

目地のラインが空間をすっきり整え、やわらかい間接光でも表情がしっかり残るのが魅力です。

同じグレーでもグラビオエッジはコントラストが強く“立体映え”、エコカラットは“質感映え”と覚えると選びやすくなります。

光との相性を短時間で判断

照明計画との相性は仕上がりの満足度を大きく左右します。

以下のチェックで自宅の光と素材の得意不得意を素早く見極めましょう。

  • ダウンライト直下や斜めからの光が多い→グラビオエッジの凹凸が陰影を強調しやすい。
  • コーブ・コーニスなど間接光中心→エコカラットの微細なテクスチャがやわらかく浮き立つ。
  • 日中に自然光が差し込む大壁面→どちらも映えるが、光量変化が大きいほど凹凸系は印象がダイナミックに変わる。
  • 夜間の均一な明るさを重視→タイルの目地リズムでフラットでも締まる仕上がりに。
  • テレビ背面で反射が気になる→マット系の柄や濃色を選ぶと映り込みが抑えやすい。

体験会場では真上からの強い光になりがちなので、スマホのライトを壁と斜めに当てて陰影の出方を疑似確認すると失敗が減ります。

素材の質感を一目で比較

「どちらが高見えするか」は質感の方向性の好みで決まります。

軟質な陰影か、カチッとした陰影か。

下の表で主観を言語化すると選択がラクになります。

観点グラビオエッジエコカラット
質感の核立体の段差による陰影テクスチャと目地のリズム
印象モダン・シャープ・ホテルライクナチュラル・素材感・上質
色の出方濃淡のコントラストが強いやわらかなグラデーション
相性の良い照明ダウンライト・スポット・間接光間接光・面発光・ベースライト

同じ“グレーのアクセント”でも、陰影を主役にするか、質感を主役にするかで答えが変わります。

色と柄の選びを失敗しない

空間の主役が「家具・カーテン」か「壁」かで選び分けると後悔が減ります。

主役が家具なら壁は半歩引いたベージュや薄いグレー、主役が壁なら黒や濃い木目など攻め色が効果的です。

  • 北向き・昼でも薄暗い→白系は青白く見えがち。中明度のグレージュが万能。
  • 南向き・強い直射→濃色でも重くならない。凹凸系は陰影が出過ぎない柄を。
  • 床がライトオーク→グレージュやベージュでワントーンコーデ。
  • 床がウォールナット→濃グレー・黒で引き締め、金属色の照明と好相性。
  • テレビ背面→黒はほこりが目立つので微細柄のダークグレーが扱いやすい。

サンプルはA4以上を壁に垂直で当て、朝昼夜で見比べるのがコツです。

費用の目安を整理

材料費はシリーズや柄で幅がありますが、カタログ・通販価格から大まかな相場感を掴めます。

施工費は下地・開口部の多さ・カットの多さで上下します。

項目材料価格の目安備考
グラビオエッジ約12,000〜22,000円/1.65㎡(2枚入・梱)小売実勢:税別21,700円/梱などの表記あり。
エコカラット(プラス)約7,900〜19,800円/㎡公式価格帯7,900円/㎡〜、柄により上位は約19,800円/㎡。
施工費の目安8,000〜20,000円/㎡現場条件で変動。DIYキットや通販も選択肢。

エコカラットは公式で7,900円/㎡〜の価格帯が示され、上位柄では19,800円/㎡の記載もあります。

グラビオエッジは1.65㎡/梱で2万円前後の小売実勢が見られます。

専門店の「材料+標準施工」を面積セットで提示する例もあるため、内訳の確認が重要です。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}

リビングで後悔しないコーデ

貼る面積が大きくなるリビングは、遠景と近景の見え方がブレると“思っていたのと違う”になりがちです。

テレビ背面やソファ背面といった「視線が長く留まる壁」を主役に据えて、色・柄・光の三点を整えると満足度が安定します。

テレビ背面の正解を決める

テレビ背面は光源と映像の反射をどう抑えるかが鍵です。

グラビオエッジなら段差が強い柄でもマットな濃中彩度色に寄せると映り込みが穏やかで、高級感の陰影が生きます。

エコカラットなら石目やコンクリート系のマット柄で目地幅を細めに選ぶと、画面周りが締まりつつ生活感が出にくくなります。

  • 視聴距離が短い→大柄よりも細かなリズムの柄が疲れにくい。
  • 壁掛けテレビ→配線ルートと補強下地を先に決め、割付をそれに合わせる。
  • スピーカー置き→台輪や巾木の色と連動させて“帯”を見せない。
  • ダウンサイジング予定→将来のテレビ幅に合わせて左右の余白を確保。

RoomClipなどの実例を見ると、一条施主のキッチン・リビングでグラビオエッジをテレビ背面に採用するケースが多く確認できます。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}

ソファ背面は光で差がつく

ソファ背面は人の背後に来るため、照明の当たり方で影がズレると質感が粗く見えることがあります。

グラビオエッジは壁上部からのコーブ照明で浅い角度の光を当てると、やわらかな陰影が広がり上品に。

エコカラットはピクチャーレールやアートと組み合わせ、目地の水平ラインを活かすと“展示壁”のように映えます。

照明グラビオエッジ推奨エコカラット推奨
コーブ・コーニス○(浅い角度で陰影が柔らかい)○(面で均一に質感が浮く)
ダウンライト集光◎(陰影のコントラストが映える)○(微細テクスチャが際立つ)
ブラケット○(点光源でドラマティック)○(陰影のムラを抑えやすい)

照明器具の色温度は2700〜3000Kが写真映えしやすく、くつろぎ感も高めやすいです。

6〜10畳の壁面での貼り分け

面積が限られる空間では“貼りすぎない”ことが高見えのコツです。

壁面の1/3〜1/2を目安に、家具の幅と揃えて端部を通すと完成度が上がります。

  • 腰高収納の幅=貼る幅にして上下で余白を残す。
  • 梁や巾木で端を止めると端部の見切りがきれい。
  • コンセントやスイッチが多い壁はタイル向き(切り欠きしやすい)。
  • 照明を変えないなら色は中明度で外さない。

迷ったらまずエコカラットの薄い石目など“場を整える柄”で試すと、家具との相性を崩しにくいです。

玄関とトイレの演出

来客の第一印象を決めやすい玄関と、狭い面積で高見えしやすいトイレは、コスト効率の良い貼りどころです。

小面積でも主張の強い柄が許容されるため、思い切った濃色や凹凸を採用しやすいゾーンです。

玄関ニッチの映えを作る

玄関は視線の停滞時間が短く、強めの陰影や濃色でも“重く”なりにくい場所です。

グラビオエッジならスポットライト1灯で陰影がくっきりし、夜の来客時に最も映えます。

エコカラットは間接光でふわっと質感が現れ、昼夜で印象差が小さいのがメリットです。

  • 正面壁の幅に合わせて割付を優先(端材ロスが減りコストダウン)。
  • 台座やニッチ棚の素材色とコーデして“3色以内”にまとめる。
  • 姿見ミラー併用時は凹凸の映り込みに注意。鏡の正面はタイルが無難。

土間の色が濃ければ壁は中明度、土間が明るければ壁に濃色を入れるとバランスが取れます。

トイレの小面積で最大効果

トイレは0.5〜1.5㎡程度のアクセントでも十分な存在感が出ます。

凹凸の大きい柄は掃除道具の当たりやすさも考慮し、座った視線に入る正面壁に限定すると扱いやすいです。

面積の目安グラビオエッジ(材料費)エコカラット(材料費)
0.5㎡梱単価換算で約6,000〜9,000円約4,000〜10,000円
1.0㎡約12,000〜18,000円約8,000〜20,000円
1.5㎡約18,000〜27,000円約12,000〜30,000円

上表は材料価格の概算換算で、施工費は別途です。

エコカラットは柄により単価差が大きく、上位シリーズでは1㎡あたりの材料費が跳ね上がる点に注意しましょう。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}

玄関収納まわりの割付

玄関収納の天板や扉色と壁材の色がぶつかると、面積は小さくても雑多に見えます。

同系色でまとめるか、床と壁のどちらかを主役にしてコントラストを出す二択にするとスッと整います。

  • 框の色=扉面材の色に合わせ、壁は1トーン落とす。
  • 巾木・見切りの材色は壁材に合わせて“同化”させる。
  • 段差柄を扉際まで貼らず、5〜10cmの“余白”を設けて圧迫感を避ける。

靴ベラや傘立てなど縦物の影も陰影に影響するので、配置後に最終決定するのが安全です。

見積もりで損をしない

同じ柄でもショップや工務の見積もりで差が出やすいのが壁材です。

内訳を読み解くと“どこで高くなっているか”がわかり、面積や割付の見直しで賢く調整できます。

追加費用の内訳を読む

壁材の見積書は「材料」「副資材」「施工」「諸経費」の4項が基本です。

開口部やスイッチ類が多いほどカット手間が増え、施工費が跳ねやすい構造を理解しておきましょう。

項目内容価格が上がる要因
材料本体パネル/タイル上位柄・色番、ロス率、メーカー縛り
副資材見切り材・接着剤・下地処理材アルミ見切りの色指定、既存壁の不陸補修
施工貼り工事(運搬・養生含む)割付の複雑さ、開口の多さ、夜間工事
諸経費現場管理・諸雑費小面積・遠距離・駐車制限

グラビオエッジはアルミJ型見切りなど副資材の指定で差が出やすく、エコカラットは目地色や見切り材の有無で印象もコストも変わります。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}

サンプル確認のコツ

現物サンプルの確認は“光と距離”が命です。

床に置いて俯瞰するだけでは、壁に立ち上げた質感を正しく判断できません。

  • A4以上のサンプルを壁に立て、朝昼夜の順で撮影して比較する。
  • スマホのライトを斜め45度で当て、陰影の出方を記録する。
  • 家具の木目と重ねて撮影し、色味のズレを可視化する。
  • 巾木・建具・床の3点セットと同時にチェックする。

このプロセスを踏むと、当日見積の判断が格段に速くなります。

よくある失敗と回避策

「写真で見たより陰影が強すぎた」「濃色がほこりで白ける」などは定番の後悔です。

前者は照明角度が原因のことが多く、配灯を壁から300〜500mmに寄せて角度を浅くすると和らぎます。

後者は静電気と微細な粉塵によるもので、濃色+大凹凸をやめるか、弱凹凸+ダークグレーで解決しやすいです。

また、DIYを検討するならメーカー純正のセルフキットや通販の価格も比較に入れると、材料費の目安が掴みやすくなります。 :contentReference[oaicite:4]{index=4}

要点を一目で整理

グラビオエッジは「陰影の立体感」で空間をシャープに、エコカラットは「目地と微細テクスチャ」で上質に整えるのが持ち味です。

材料費のレンジは、グラビオエッジが約2万円/1.65㎡前後、エコカラットは約7,900〜19,800円/㎡で柄により上下します。

リビングは光との相性、玄関・トイレは割付と濃色のさじ加減が決め手。

見積もりは「材料・副資材・施工・諸経費」に分けて比較し、サンプルを壁で朝昼夜に確認すれば“見た目とコスパ”の後悔はほぼ防げます。