アキュラホームとアイ工務店を比較して坪単価と性能を解説|断熱等級5とUA値0.28のコスパが高いのはどっち?

アキュラホームとアイ工務店を比較して坪単価と性能のバランスを知りたい人に向けて、価格帯と断熱水準、耐震性、標準装備、見積りの見方までを一気に整理します。

アキュラホームは坪単価の目安が約55〜70万円で、標準仕様で断熱等級5(目安UA0.60以下)を満たす設計が可能です。

アイ工務店は約60〜75万円が中心で、N-ees新仕様では全棟でUA0.28以下を掲げる高断熱が強みです。

どちらも耐震等級3に対応可能で、コスパ評価は「望む断熱水準・装備・保証」を合算で見るのがコツです。

注文住宅、決める前にこれだけは確認

ローン返済の安全ラインを決めて、太陽光・蓄電池は同条件で比較する。これだけで「この見積もりで正解?」が消えます。最短3ステップをこの記事でまとめました。

アキュラホームとアイ工務店を比較して坪単価と性能を確認

最初に、アキュラホームとアイ工務店の坪単価と性能の関係を大づかみで把握します。

価格は仕様と面積で上下し、性能は断熱(UA値・断熱等級)、気密(C値)、耐震等級、そして窓や換気の選択が効きます。

アキュラホームは標準で断熱等級5を押さえやすく、コストを抑えつつ全国的に安定した家づくりが可能です。

アイ工務店はN-ees新仕様でUA0.28以下を前提化しやすく、寒冷地や省エネ志向の強い人に刺さる構成です。

以下で個別に比較し、後半で見積りの注意点も示します。

価格の目安

坪単価は「同じ仕様でも面積が増えると下がりやすい」「外構や諸費用は含まれない」点に注意して読み解く必要があります。

アキュラホームは約55〜70万円のゾーンで、ボリュームを取ると総額の納まりが良い印象です。

アイ工務店は約60〜75万円が中心で、高断熱仕様を前提にしても設計の工夫でコストを揃えやすいのが持ち味です。

いずれもオプションの厚み次第で重なり、実勢は「選ぶ窓・断熱・空調」で決まります。

項目アキュラホームアイ工務店
坪単価の目安約55〜70万円約60〜75万円
価格の傾向標準装備と間取りで最適化しやすい高断熱仕様を前提に組みやすい
諸費用の扱い別途(地盤・外構・申請等)別途(地盤・外構・申請等)

性能の前提

性能比較では、断熱等級は「UA値の上限」で表現され、数字が小さいほど熱が逃げにくい家になります。

アキュラホームは標準で断熱等級5(目安UA0.60以下)を取りやすい設計で、地域や仕様に応じて窓や断熱材を最適化します。

アイ工務店はN-ees新仕様で全棟UA0.28以下を掲げ、高性能樹脂窓や熱橋対策の徹底が鍵となります。

どちらも耐震等級3に対応でき、構造計算や壁量計画、接合金物の選定と施工管理が重要です。

  • UA値は小さいほど断熱性能が高い。
  • 断熱等級は地域区分の基準UAで決まる。
  • 気密(C値)は体感や暖冷房費に直結。
  • 耐震等級3は設計と施工品質の両輪が要。

標準装備の違い

標準装備はコスパ感に直結します。

キッチン・浴室・トイレといった住設のグレードに加え、窓種(樹脂・複層・トリプル)、玄関ドアの断熱等級、換気方式(第1種/第3種)、玄関土間や収納造作、照明・カーテンの含み方で総額が変わります。

アキュラホームは必要十分な標準で初期費用を抑えやすく、アイ工務店は高断熱前提の窓・断熱が揃いやすい傾向です。

迷ったら「窓と換気」を優先し、将来変えにくい部位に投資するのが合理的です。

  • 窓と断熱は後からの更新が難しく優先度が高い。
  • 水回りは型番固定より施工品質と動線を重視。
  • 換気方式は地域と気密水準で最適を選ぶ。
  • 照明・カーテンの含み方で見積り差が出る。

初期費用の差

実勢の比較感を掴むために、30坪程度・総2階・外構別の想定で粗く並べると、標準断熱を基点にアキュラホームは総額を抑えやすく、アイ工務店は高断熱を織り込みながら総額を整えやすい構図です。

もちろん、敷地条件(地盤改良や造成)、設備(太陽光・蓄電池・全館空調)を加えると差は簡単に逆転します。

坪単価は指標でしかなく、最終判断は「同条件の内訳比較」で行いましょう。

想定条件アキュラホームアイ工務店
延床30坪・標準装備本体目安1,650〜2,100万円本体目安1,800〜2,250万円
断熱強化(窓・断熱)+20〜80万円前後標準内または+0〜50万円
太陽光5kW+90〜140万円+90〜140万円

総合の印象

コスパ視点では「目標UA」と「暮らしの優先順位」を先に決めると選びやすくなります。

UA0.28前後の超高断熱を重視するならアイ工務店のN-ees新仕様が効率的です。

一方で標準断熱等級5を満たしつつ価格最適化したいならアキュラホームが有力です。

いずれも耐震等級3を前提に、窓・断熱・換気の取り合わせを調整することで、暖冷房費・快適性・初期費用のバランスが整います。

最後は同条件の見積りで実額を比較しましょう。

断熱とUA値の要点を押さえて判断

断熱は体感と光熱費に直結し、同じ坪単価でも満足度を左右します。

UA値が小さいほど熱が逃げにくく、窓の性能と施工品質が結果をほぼ決めます。

アキュラホームは断熱等級5を取りやすく、地域に応じて断熱仕様を調整しやすい構成です。

アイ工務店はUA0.28以下を掲げるN-ees新仕様が強みで、窓・断熱・気密の整合を取りながら全棟水準を底上げしやすい点が魅力です。

ここではUA値の意味と等級の読み解きをまとめます。

UA値の意味

UA値は住宅全体の外皮平均熱貫流率で、数値が小さいほど断熱性能が高く、室温の安定や暖冷房費の低減に寄与します。

設計図上の計算だけでなく、窓種・ガラス構成・サッシ材質、そして開口部の面積配分が大きく影響します。

アキュラホームは地域条件に応じた等級5クリアが得意で、費用対効果が良い選択肢を出しやすいのが長所です。

アイ工務店はN-ees新仕様でUA0.28以下を前提にでき、寒冷地でも体感の安定が期待できます。

  • 小さいUA値ほど熱損失が少ない。
  • 窓とガラス構成がUAに与える影響は大きい。
  • 庇・方位計画は日射取得/遮蔽の鍵。
  • 断熱だけでなく気密と換気設計が重要。

等級の読み方

断熱等級は地域区分に応じたUA基準で評価され、目標等級を先に決めると仕様選定と費用の見通しが立ちます。

等級5は多くの地域で実現しやすく、イニシャルコストと光熱費のバランスが良い水準です。

UA0.28に相当する超高断熱は、窓の強化・熱橋対策・気密の徹底が必須で、施工品質の管理も重要です。

どちらの会社でも設計と施工の手当て次第で到達可能ですが、費用とディテールの積み上げが違いになります。

指標等級5の目安UA0.28クラス
樹脂または高性能複合・Low-E複層樹脂トリプル・高断熱玄関ドア
断熱高性能グラスウール/吹付等厚み増し・付加断熱の検討
気密C値1.0〜2.0目安C値0.3〜1.0を狙う

地域区分の考え方

同じ等級でも地域区分によって基準UAが異なるため、比較は「地域×等級」で見る必要があります。

寒冷地は基準が厳しく、温暖地は基準が緩い一方で夏季の日射遮蔽が重要です。

アキュラホームは広域対応の経験値が高く、地域差を踏まえた仕様提案が得意です。

アイ工務店はUA0.28以下を掲げることで、地域差をまたいでも高いベースラインを維持しやすいのが特徴です。

まずは建築予定地の区分を確認しましょう。

地域寒冷地温暖地
重視点断熱強化・日射取得遮熱・日射遮蔽・通風
窓の方向南面取得・北面損失抑制西日遮蔽・東西窓の管理

窓の仕様

窓は断熱と体感の要です。

等級5狙いでも樹脂サッシ×Low-E複層で大きく改善でき、方位別のガラス選定で冷暖房の効率が変わります。

UA0.28クラスではトリプル樹脂と高断熱ドアが定番で、枠・スペーサー・取付部の熱橋を抑えるディテールが必須です。

コスパを取るなら南面は性能を少し落として採光を確保し、北・西面を強化すると費用対効果が高まります。

間取りと連動させることが成功の鍵です。

  • 南面は取得、東西は遮蔽、北は損失低減。
  • 窓の縮小より性能強化のほうが快適性は安定。
  • 日射遮蔽はガラスと外付けブラインドで。
  • 取付部断熱と下枠の雨仕舞に注意。

換気の方式

気密水準が上がるほど換気の計画性が重要になります。

第1種は熱交換により温度ロスを抑えやすく、寒冷地や超高断熱で相性が良好です。

第3種は機器構成がシンプルでメンテも容易ですが、外気条件の影響を受けやすい側面があります。

UA0.28クラスを狙うなら計画換気の導入位置・ダクトルート・点検性を初期から盛り込み、窓計画と一体で検討しましょう。

どちらの会社でも、施工段階の気密精度が要です。

耐震の考え方を基準から確認

耐震は「等級の数字」だけでなく、構造計算の手法や施工精度、地盤と基礎の設計で決まります。

アキュラホーム・アイ工務店ともに耐震等級3に対応可能で、壁量・N値計算、許容応力度計算、接合部の金物選定が肝です。

プランニング段階で吹き抜けや大開口をどう成立させるか、耐力壁の連続性をどう確保するかがコスパにも影響します。

地盤調査の結果に応じて基礎形状や配筋量が変わるため、同じ間取りでも総額差が生じます。

等級の基本

耐震等級3は建築基準法の1.5倍相当の耐力を目安に設計され、災害時の安全性と復旧性に寄与します。

ただし、等級は設計図上の条件であり、施工品質が伴ってこそ真価を発揮します。

水平構面の剛性、柱脚・柱頭の接合、開口部補強、偏心のコントロールなど、ディテールが性能を左右します。

両社とも等級3対応は可能ですが、間取りや意匠の自由度をどう確保するかで金物や面材の選択が変わり、費用と見た目に反映されます。

  • 耐力壁の連続と直下率の確保。
  • 水平構面(床・屋根)剛性の確保。
  • 開口部の補強と偏心の抑制。
  • 金物・面材の選定と施工精度。

構造計算の重要性

耐震性能を定量的に担保するには、簡易な壁量計算に加えて許容応力度計算(ルート)での検証が有効です。

コスパの観点では、必要な箇所に集中的に補強を入れ、不要な過剰仕様を避ける設計が合理的です。

意匠的な吹き抜けや連窓、大開口を望む場合は早期に構造と意匠の両立を図り、柱・梁のサイズや面材仕様をすり合わせると、追加費用を最小化できます。

手法概要メリット
壁量計算必要壁量の充足確認簡便・設計初期に有効
許容応力度計算部材応力と変形を検討精度高・意匠自由度に対応

地盤と基礎

地盤は建物の性能とコストに直結します。

表層が弱い場合は改良費が発生し、基礎形状・配筋量も変わります。

ベタ基礎を基本としつつ、地耐力に応じてスラブ厚・立上り・補強を調整することで、不要な過剰仕様を避けられます。

調査結果の読み解きと改良工法の比較見積りを取り、保証や沈下リスクの説明をセットで受けると安心です。

両社とも実績があるため、敷地条件を前提に最適解を選ぶのが現実的です。

標準装備の違いを費用対効果で見る

設備の型番や仕様は体感とランニングコスト、そして初期費用に影響します。

アキュラホームは必要十分な標準装備で総額を整えやすく、アイ工務店は高断熱と相性の良い窓・断熱・換気の組み合わせを提案しやすいのが特徴です。

選定の順序は「窓・断熱→換気→空調→住設→造作→照明・カーテン」が合理的で、後で変えにくい部位ほど優先しましょう。

カタログの型番差より、取り合いの納まりと施工精度が満足度を左右します。

キッチンの装備

キッチンはサイズ・レイアウト・ワークトップ材・加熱機器・食洗機の選び方で価格差が出ます。

高断熱の家ではレンジフードや換気との整合も重要で、排気量の過多は負圧や外気侵入の原因になります。

ワークフロー(冷蔵・シンク・加熱・配膳)の距離設計で毎日の負担が変わるため、ショールームでは作業動線を確認しましょう。

型番の上下より、清掃性と収納計画、電気容量の配分が暮らしの質に直結します。

  • 作業動線と通路幅の最適化。
  • 換気量と気密のバランス。
  • 清掃性・収納・耐久性のバランス。
  • 電気容量・コンセント計画の確認。

断熱材と窓

断熱材は性能値だけでなく厚み・充填精度・防湿気密の処理が重要です。

等級5狙いなら樹脂または高性能複合サッシ×Low-E複層で十分な体感が得られ、UA0.28狙いではトリプル樹脂と付加断熱、熱橋の抑制が鍵です。

窓台・まぐさ・胴差し周りの断熱連続性と、玄関ドアの断熱等級を忘れずに。

コスト配分は「南面採光を確保しつつ北・西面強化」が鉄則で、夏の遮蔽は外付けで補うと無駄が減ります。

部位等級5目安UA0.28目安
樹脂/複合×Low-E複層樹脂トリプル
壁・屋根高性能GW等の厚み最適厚み増/付加断熱
玄関ドアK2相当K4相当

アフターサービス

保証や定期点検は、長期の安心と資産価値に関わります。

構造・雨漏りなどの基本保証の年数だけでなく、点検の頻度、無償・有償メンテの範囲、駆け付け対応の体制を確認しましょう。

高断熱住宅は窓や換気のメンテが快適性に影響するため、フィルター交換や可動部の調整、パッキンの劣化点検の説明があると安心です。

引き渡し後のコミュニケーション経路(窓口)も含め、運用の実態を見て判断しましょう。

見積もりのコツでコスパを可視化

坪単価を鵜呑みにせず、同条件で内訳を揃えて比較するのがコスパ判断の最短ルートです。

面積・階数・屋根形状・外壁仕上・サッシ仕様・断熱仕様・換気方式・空調計画・住設グレード・照明/カーテンの含み・外構・諸費用・地盤改良を統一して比べれば「どちらが高いか」が明確になります。

アキュラホームとアイ工務店は価格帯が重なるため、UAの目標値と窓仕様を決めてから見積りを取るとブレが減ります。

相見積りの進め方

比較の要は「同条件化」と「仕様の固定化」です。

まずは間取りと面積、屋根形状と外壁材、窓のグレードと枚数、断熱仕様、換気方式、空調の台数、住設の型番レベル、照明・カーテンの扱いをシート化し、両社に同じ条件で依頼します。

敷地の前提(地盤・給排水・電力引込・法規)も共有し、オプションは優先順位順に段階的に見積ると差が見えます。

最後に、総額だけでなく一次エネルギー消費量や光熱費試算も並べると納得感が高まります。

  • 条件表を作り両社に同条件で依頼。
  • 窓・断熱・換気は先に固定。
  • 外構と諸費用の含みを明記。
  • 光熱費とメンテ費も並べて比較。

仕様書の確認

見積書は数字の比較だけでは不十分で、仕様書・図面・仕上表・設備表と必ずセットで読みます。

特に窓の型番、ガラス仕様、サッシ色、網戸の有無、玄関ドア等級、断熱材の種類と厚み、気密処理の方法、換気機器の型番、レンジフードの風量、照明・カーテンの含み方で差が出ます。

施工時の気密測定の有無や、是正の基準・費用の扱いまで書面で確認しておくと、後の認識違いを防げます。

チェック箇所ポイント
窓・ガラス型番・ガラス構成・色・網戸
断熱・気密材種・厚み・気密測定の有無
換気・空調型番・風量・ダクト経路
住設・照明型番レベル・含みの範囲

値引き交渉

値引きは「仕様の優先順位の明確化」と「同条件比較の提示」で実効性が上がります。

窓や断熱の性能を落とさず、造作やタイル、照明・カーテンなど後からでも変更しやすい項目で調整すると満足度を維持しやすいです。

キャンペーンや時期要因も影響するため、契約前のピーク期は避け、複数案の内訳を並べて交渉しましょう。

長期の光熱費・メンテ費も含めた総支出で会話すると建設的です。

坪単価と性能の着地点を先に決める

最後に、どちらがコスパかを明快にする判断軸を示します。

UA0.28前後の高断熱を強く望むなら、アイ工務店のN-ees新仕様は「全棟UA0.28以下」を掲げる設計思想と相性が良い選択です。

一方で、標準で断熱等級5を押さえつつ初期費用を最適化したいなら、アキュラホームは選択肢を絞りやすく、広域対応の安心感もあります。

いずれも耐震等級3対応が前提となるため、窓・断熱・換気・気密・構造の整合を同条件で比較し、将来変えにくい部位に優先配分しましょう。